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Final Stage 第3章:困難な日々4

مؤلف: 相沢蒼依
last update تاريخ النشر: 2025-11-27 07:39:40

***

 穂高さんに電話を切られたあと、あのまま動けず、どうにもならないまま時間だけが経ってしまった。

 穂高さんの生活のサイクルは夏休み一緒にいたため把握済みだったから、電話をかけていいタイミングも分かっていたのだけれど。

(またしても繋がらないとか、どうすればいいんだよ……)

 いつも相手にばかり、かけさせていたツケだろうか。自分からかけた途端に、まったくもって繋がらない。しかも穂高さんからもかけてくれているのに、ゆっきーとシフトを変えたせいでタイミングが合わずに、ずっと出られないままだった。

 ――まるで運命の神さまが、イタズラしているみたいだな。

「あれから3日しか経ってないのに、ずーっと話せないでいるね。声が聞きたいよ、穂高さん」

 俺の大好きな心に染み入るあの声が、聞きたくて堪らない――

 電話で話せないのならメールなり何なり、すればいいじゃないかと言われそうだけど、某アプリでメッセージのやり取りをやっていた。とりあえずまずはお互いに、謝るところから始まった。

『穂高さん、ゴメンなさい。俺が変な事を言ったせいで、怒らせてしまって』

『俺こそ済まなかったね。千秋が不安に駆ら
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    竜馬がお昼ご飯を食べに戻ると、事務所に小林の姿はなかった。(――くそっ、やっぱり逃げられた!) 被っていた帽子を脱いで、小林の傍で仕事をしていたおばさんに話しかけてみる。「お疲れ様です。今日は朝から何だか忙しなかったですね」「竜馬くんもお疲れ様! 小林さんの知り合いから、大口の仕事が入った関係でちょっとね。だけど店舗の売り上げに繋がることだから、忙しくてもへっちゃらよ」「そうだったんですか。それで小林さんはどこへ?」 店の外に促し、トラックの荷台で訊ねたときは「ちょっと、な……」のひとことのみで、詳しく説明してくれなかった。なぜ大口の仕事を隠したんだろうかと顎に手を当てて考える竜馬に、おばさんが朗らかに口を開いた。「その大口の仕事をくれた知人と一緒に、ランチしてくるって言ってたわ。仕事の打ち合わせも兼ねているから、2時間ほど戻らないそうよ。今まで仕事でランチするなんてしたことがないから、ちょっとだけ不思議に思ったの」「そうですね。珍しいというか……」「もしかして、婚活かもよ?」 告げられた言葉に、自分の笑顔が引きつるのが分かった。「えっと、そう思うのはどうしてでしょうか?」 恋人に黙って婚活するなんて絶対にありえないことなのに、そう考える根拠が知りたかった。するとおばさんは席を立って小林のデスクに移動し、デスクマットに挟まれていた名刺を取り出して竜馬の前に差し出してきた。引き寄せられるように、表面に印刷されている文字を読む。「○○グランドホテル支配人の安藤 薫さん? 随分と大きなホテルの知り合いなんですね」「うふふ。わたしたち同僚と顔を突き合わせてお昼を食べるより、綺麗な女性と一緒のほうが美味しくお昼を食べられるんじゃないかしら」 竜馬に見せた名刺を素早く元に戻すと、自分の使っているパソコンに何かを打ち込み、その画面を竜馬に見えるように向きを変えてくれた。画面は○○グランドホテルのホームページで、そこに映っていたのは支配人として顔写真が出ている、柔らかく微笑んだ安藤 薫さんの姿だった。(小林さんと同じくらいの年齢に見えなくもない。女性で支配人って、すごい人なんじゃないのか!?) 問い詰めようとした恋人が目の前にいないだけでも心が沈んでいるのに、竜馬の知らない事実を突きつけられたせいで、気持ちが暗いところへどんどん沈み込んでいく。

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    (今日は朝から忙しない感じだな、小林さん) 月はじめや月末じゃないのにも関わらず、なぜだか焦って仕事をこなしているように竜馬の目には映った。小林のあたふたしている行動のせいで、傍で仕事をしている事務のバイトのコやおばちゃんまでもが流されるように仕事をしている始末―― そんな姿を横目で捉えながら配達で使うトラックの鍵を手にし、帽子をかぶって小林のデスクに赴いた。必死に仕事をしていた小林だったが恋人の存在に気がつき、微笑みながら顔を上げる。「これから配達か、気をつけて行けよな」「はい。あの、その前にちょっとだけいいですか?」 竜馬は顎で扉を指し示し、一緒に外に出るように促した。 忙しいのになと呟きながらも、先に出ていく背中を追いかけた小林。たくさん駐車されているトラックの荷台の隙間へと誘導した。「今日は何か、前倒ししてやらなきゃならない仕事でもあるんですか?」 小林の仕事ぶりから想像したことを訊ねてみたら、目を見開いて固まる。ちょっとだけ焦りの見える表情は、らしくない感じだ。「ちょっと、な……」 竜馬の視線を外し、斜め上を見ながら口を開いた。「そんなに大変なら、配達が終わってからでも手伝いますよ?」「それまでに、絶対終わらせる!」「無理しちゃって。小林さんがそんなんだから、周りが気を遣っているのが分からないんですか?」「あ、まあ……。申し訳ないと思ってる」 両手を意味なくにぎにぎして落ち着きなく視線を彷徨わせる様子で、頭の中に疑問符が浮かんだ。この感じはまるで、あのときのシチュエーション――浜辺で指輪を貰ったときにしていた、小林の態度そのものだった。「……小林さん、何を隠しているんですか?」「何も隠してなんかねぇよ、怖い顔して睨んでくるなって」 口元を思いっきり引きつらせながら苦笑いを浮かべる姿で、隠し事をしていることが明白になった。「そんなおっかない顔をしてると、お客様に不審がられるぞ。ほらほら出発の時間だ」 自分のしている腕時計を目の前に掲げて、わざわざ時間を教えて追い払おうとする小林の無駄な努力に、竜馬は渋々乗っかることにした。「じゃあ俺がお昼に戻ったら、この話の続きをしますからね!」「ぉ、おう! 気をつけて行けよな」 小林の隠し事を暴く宣言をしっかりしてからトラックに乗り込み、エンジンをかける。それなのにどこか余裕

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    大好きな男の顔がすぐ傍にあるのに、竜馬の心は沈んだままだった。「どんな気持ちで、俺がお前に指輪を渡したと思ってるんだ」「それは――その……」「ひとつはモテるお前に、変なのが近づかないようにするため。もうひとつは――」 困惑の表情で固まっている恋人の唇に、小林は触れるだけのキスをした。「俺から逃げられないようにするためだ。できることなら、首輪と足輪も取り付けたいくらいなんだぞ」「そんなに付けられたら、動くことができないじゃないですか」 冗談にしてはタチの悪い言葉に、思わず吹き出してしまった。いつもこうして、絶妙なタイミングで自分の中にあるマイナスな感情を癒してくれる彼に、頭が全然上がらない。「ついでに仕事を内勤にして、極力外部との接触を遮断したい俺の気持ちが分かっていないだろ」「そうですね。実際に誘われたことがありますし」「ゲッ! 本当なのかそれは?」「ええ。ぜひとも孫の花婿になってくれって、年配のお客さんに言われました」 竜馬が言うなり太い眉を逆への字にして、心底面白くなさそうな顔をした小林。「お前は年上キラーなのか!? そんな誘われ方があるのか」「恋人がいるので無理ですって、ちゃんとお断りしましたよ」「他にもあるだろ。お前のことだから心配させないように、たくさん隠し事をしているに違いない」「さぁ……」 あったところで全部断っているので、ないに等しいと思っていた。「隠し事してるだろ? 分かってるんだからな俺は。愛してるんだぜ、おい」 自分を射竦めるように見つめる視線から、小林の気持ちが表れていた。目を逸らさずに隠し事を全部言えと語っているそれに応えたいと思えど、やはり躊躇してしまうのは過去の出来事が踏み止まらせていた。 好きだった人に想いをぶつけた結果、目の前で壊れてしまった姿が今でも脳裏にこびりついている。同じように小林のことも壊してしまうかもしれないと考えると、二の足を踏んでしまった。「竜馬そうしてずっと、気持ちを押し殺したままでいる気なのか?」「あ……」「最初に言ったはずだぞ。地獄の業火に焼かれてもいいって。しかも意外と俺は頑丈にできてるんだ。体も心も鋼なんだぞ」「小林さんが頑丈なのは分かってるつもりです。でも……」 不安げに揺れ動く竜馬の視線に絡める瞳を細めながら、くちゃっと柔らかく微笑み、両腕を体に巻き

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    アヤシげにうごめく小林の手に翻弄され、次第に息が乱れていく。 わざわざ路地を覗き込まない限り、自分がされている行為を見られることはないと分かっているのに、やっぱり気になってしまうのは、竜馬の頭の片隅に羞恥心が残っているから。 でもその一方で、このスリルを楽しむような気持ちがどこかにあって、小林の手の動きに合わせて腰を動かしてしまった。「やっ……んぅっ」「お前を乱すことができるのは、俺だけなんだぞ」 耳元で甘く囁かれる声にぞわっとし、快感に身を震わせながら竜馬はやっと頷いた。「俺を好きって言えよ。俺だけだって」「この手を退け、ないと、ぁあっ……言えませんって」「ズボン越しでも分かる。熱を持ってこんなに大きくなっているのに、止めていいのか?」 竜馬のお願いを聞いて手を退けたと見せかけ、小林のいきり勃った下半身をぎゅっと押し当てられる。「ぅあっ……ぁっあっあ!」 下から上に動かされるせいで、否が応にも感じてしまった。喘ぎ声がどうにも抑えられなくて、竜馬の口から自然と溢れ出る。「も……ヤバぃ、です、よっ」「数ヶ月で、随分と感度が上がったよな。ここだけじゃなく、こっちも」 小林の空いてる両手が双丘へと伸ばされ、感じるように揉みしだく。途端に竜馬の奥がきゅんと締まって挿ってくるはずの小林の分身を、今か今かと待ちかねるように疼きはじめた。「なぁ、そろそろ機嫌直してくれよ? 今度はちゃんと空気を読んで、指輪を渡してやるから」「更にぃ、機嫌が悪くなって……ること、くうっ……気がついてないでしょ」「何でだよ。どうして」 愕然として、息を切らす竜馬を見下した小林。自分だけが散々感じさせられた挙句に、乱れている現状に満足していないとは考えつかない、まったく空気の読めない恋人を、不機嫌満載な表情で眺める。「こんな場所で、はじめなくてもいいでしょ……」「だってお前の機嫌を直したくて、つい」 ご主人様に叱られてしょぼんとした犬のように、小林の表情が一気に暗くなった。「竜馬に指輪を渡して、俺だけのものだっていう目に見える印をつけてもらえると思ったのに、サイズは間違えちまうし、たまにはこういうところでイチャイチャしたら、もっと好きになってくれるかと思ってだな」「何を言い出すかと思ったら。俺は小林さんが好きなのに」「竜馬、口だけなんだよ。お前の気持ち

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     前の恋は、己の身を焦がすようなものだった――あのときのことを思い出すと、今でも胸が絞られるように痛くなる。もう恋なんてしないと思っていたのにな…… 隣で口を開けたまま眠る愛しい人の寝顔を覗き見ながら、先ほどまでのやり取りを思い出してみた。 俺の予想を裏切ることなく、直前でビビった小林さんを押し倒してやったんだ。「おっ、お前みたいな奴にヤられるほど、落ちぶれちゃいないんだからな!」 なぁんて若干震えるような大きい声で言い放つと、俺の肩を掴んで力いっぱいに押し返されてしまった。 ゴンっ!「痛っ!!」「あ、済まん……つい!」 後頭部をフローリングの床でしたたかに打ち付けた俺を見て、小林さんは焦った表情をあからさまに浮かべ、両腕を意味なくばたつかせた。(普通ならその手を使って痛めたところを撫で擦るとか、悪かったなと謝ってぎゅっと抱きしめることをしたらいいのに) そんな不器用過ぎる姿に、思わず笑みが零れてしまう。「だ、大丈夫なのか?」 アキさんとは全然タイプの違う、この人を好きになった:理由(わけ)。「大丈夫ですよ。こうみえて、結構頑丈に出来ているので」 困り果てているその顔に両手を伸ばして、頬を包み込んでやる。手のひらに伝わってくる小林さんの熱が、本当に心地いい――「竜馬……?」「俺に手を出される前に、さっさとヤっちゃってくださいよ」 いつでもどんなときでも俺のことを一番に考えてくれる、とても優しいこの人が好きだ。「ヤっちゃってなんて、軽々しく口にするなよ」「だーって小林さんってば下半身はヤル気満々なくせに、なかなか手を出してくれないから」「くぅッ!!」 事実を告げた途端に、顔を真っ赤にして息を飲む。しかも両手を万歳したままという、マヌケ過ぎる姿で停止するなんて――「……そんな可愛い貴方が大好きですよ」 相手を思うあまりに躊躇して手を出すことができずにいる小林さんのように、アキさんに接していたら、どうなっていたのかな。そもそも不毛な恋だったのに、手を出さなかったら余計に何も起こらないか。自分の気持ちを知られることなく燻らせて終わらせるなんて、俺には絶対にできない。「小林さん、辛かったら言ってほしいんだ」 真っ赤な顔をそのままに目を瞬かせ、きょとんとした表情を浮かべた。「俺、すっごく重いから。相手の気持ちを考えずに、押し

  • 残り火 After Stage ―未来への灯火―   しあわせのかたちを手に入れるまで2

    ***『夕飯は時間がかかるものを作る』と海辺で盛大に言い放ったのに、宝飾店の帰り道に寄ったスーパーで竜馬がチョイスした物は、チンして食べる出来合いのお惣菜ばかり。たいして重くない買い物袋を小林が手にし、仏頂面のままでいる竜馬の顔を覗き込んだ。「……何ですか?」「どうしてそんな顔をしているのかって。無理して笑えとは言わないが」「誰がこんな顔をさせたと思ってるんですか。ムカつく!」 小林の笑顔に勝てない竜馬。それを分かっているからこそ、ここぞというときにそれを使う小林が、どうにも憎くてたまらなかった。「こっちに来い」 言うなり竜馬の腕を引っ張り、エアコンの室外機が置かれている狭いビルの隙間に無理矢理押し込む。 足元に買い物袋の置く音を耳にしたときには、小林にぎゅっと抱き竦められていた。「指輪……。色気のない渡し方をして悪かった」「なんで今更こんな場所に引きずり込んで、抱きしめながら謝るんですか。誠意が感じられないですって」「今日に限って何をやっても、竜馬に叱られてばかりいるな」 反省の色がない小林の態度に呆れ返り、されるがままでいた。無精髭が頬に当たってチクチクしたけど、小林の存在を間近で感じることのできる感覚は、愛しさを伴うものだった。「小林さん、どうしてあのタイミングで、指輪を渡そうと思ったんですか?」 微妙な雰囲気を打破すべく、まずは疑問に感じたことを口にしてみた。「お前が俺の物だっていう、印が欲しかったから」「印?」 囁くように言葉を発すると、小林の顔が目の前に移動してきた。薄暗がりだったけどその表情は、大通りに設置された街灯の明かりでしっかりと確認できる。いつも口元に浮かべている笑みがなく、どこかしょんぼりしているように見えた。「イケメンすぎる竜馬くん。身近でお前を狙ってるヤツがいるんだぞ」「それって1ヶ月前に、事務のバイトで入ってきたコですよね?」「何だ、気がついていたのか。『畑中くんってすっごくカッコイイし、優しいですよねー。彼女いるんでしょうか?』なぁんていうのを、内勤のヤツらに根掘り葉掘り聞いて回っていた」 必死に声色を高くして可愛らしくセリフを言い切った小林を、白い目で竜馬は見つめ続けた。ところどころ掠れて可愛らしさの欠片すらないそれに、軽くため息をついてみせる。「全然似ていないモノマネを見せられるとは、

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    「んもぅ、昇ちゃんのイジワル! 大変だったんだからね」「だから最初に言ってたじゃないか。苛められないようにって」「弟さん、玄人じゃないの。全然新人じゃなかったわよ」 約束どおり一番高いボトルで待ち構えていたので、喜んで呑んでやる。「だけど、目の保養にはなったでしょ。自慢の義弟なんだ」「昇ちゃんのキレイな顔にキズをつけたっていうのに、自慢するなんて変」 寄り添うように体を寄せ、右手でキズのついた頬を優しく撫でてくれた。「俺に、刃向かってくるヤツがいないからね。可愛くてしょうがないんだよ」「血の繋がりが全然ないのに、不思議と兄弟揃って似てるトコあるのよねぇ。遠慮せずに、苛めてくだ

    last updateآخر تحديث : 2026-04-01
  • 残り火 After Stage ―未来への灯火―   番外編 冷淡無情な心

    穂高と出逢ったのは、俺が中学生の時。 母が死んでまだ3ヶ月しか経っていなかったのに、愛人である穂高の母を家に入れた父が、どうしても許せなかった。『今日から穂高は、お前の弟だよ。仲良くしなさい』 そう言われても納得なんて出来るわけがなく、話しかけられても無視してやったんだ。それでもアイツは俺と仲良くしようと、必死になって接触してきて、すっげぇウザかった。 *** 季節はずれの転校生だった穂高は、学校で目立っていた。染めてるワケじゃなく天然の栗色の髪の毛に、彫りの深い甘いマスクは、女子にモテモテだった。 突然沸いて出てきたイケメンな弟に、同じクラスの女子がこぞってやって来て、仲を取

    last updateآخر تحديث : 2026-03-31
  • 残り火 After Stage ―未来への灯火―   番外編 冷淡無情な心③

    次の日、穂高が来る時間に合わせて本店に顔を出した。 2階フロアにある事務所のソファで横になり、昨日指摘された恋バナについて考えてみる。 昴さんはどの辺りで俺が穂高に対し、好意を抱いていると思ったんだろうか。一番感じる相手だと言ったから? それはたまたま久しぶりの行為に燃えたのと、身体の相性が良かったからだと思うのに。「顔を突き合わせてもドキドキの一つもないし、むしろどうやって困らせてやろうかと、そっちの方でワクワクしてんだけどね」 口元に笑みを浮かべた時、扉を叩く音が部屋の中に響いた。「失礼します」 折り目正しく入ってきた穂高は、颯爽と目の前にあるソファに腰掛ける。3ヶ月前に逢

    last updateآخر تحديث : 2026-03-31
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